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2024.09.17フジサワNEWS

フジサワNEWS Vol:101 色のユニバーサルデザインで誰もが快適に!色覚の多様性に配慮した色使いを考える【Design News Vol.4】

美味しい秋の味覚に、暑さで疲れた体が元気を取り戻すこの頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、前回のデザインメルマガでは「ユニバーサルデザイン」についてご紹介いたしましたが、今回は、さらに踏み込んで「色」のユニバーサルデザインについて、詳しく解説させていただきます。

なぜ、色の使い方が大切なのか?

私たちは、日常的に色彩を頼りに様々な情報を得ています。そしてそれは、普段の生活やビジネスにおいて重要な役割を果たしています。しかし、その見え方にはそれぞれ個人差があります。
例えば、遺伝によって区別しにくい色や、加齢によって暗く見える色があったりします。そのような色覚特性を持つ方たちは多くの人とは異なる見え方をしているため、色の組み合わせや使い方が適切でないと、ユーザーへ情報が正しく伝わらなかったり、不便を感じさせることになり、顧客や社会からの信頼が損なわれる可能性があります。

色のユニバーサルデザインは、単に色の区別がつきにくい方への配慮だけでなく、誰もが使いやすく、より多くの人へ情報を快適に提供するための重要な要素となっています。

一般色覚者と色弱者の見え方の違い

 

色の区別がつきにくい方は、多くの人とは異なり網膜にある色を感じる錐体細胞の働きが十分でないため、上記のように特定の色の見え方に違いが生じる場合があります。代表的なタイプとして、赤と緑の区別がつきにくいものがあり、本人が気づかないことも少なくありません。日本人の場合、男性の約5%(20人に1人)、女性の約0.2%(500人に1人)に見られる※とされており決して珍しいものではありません。

このように、身近に色の区別がつきにくい方がいる可能性を考慮し、より多くの方に配慮したデザインへと改善するための具体的なポイントを見ていきましょう。

※出典: 日本眼科医会「色覚異常は遺伝なの?」https://www.gankaikai.or.jp/health/50/

デザインにおいて、トレンドは重要な要素の一つです。それに加えて、ユニバーサルデザインの考えを取り入れることで、すべての人が使いやすく、活動しやすい環境をデザインによって作り出すことができ、社会全体の課題解決や多様性の尊重にもつながります。

私たちフジサワ・コーポレーションは、トレンドや企業ごとの理念や目的に加え、ユニバーサルデザインを考慮したデザインをご提案し、皆様の課題解決をデザインの力でお手伝いいたします。

ぜひ、担当営業や下記お問合せボタンからお気軽にご相談ください。

 

参考
・色彩検定協会監修「文部科学省後援 色彩検定®︎ 公式テキストUC級」
・東京都「カラーユニバーサルデザインガイドライン」
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kiban/machizukuri/kanren/color.files/colorudguideline2.pdf
・川崎市総務局「カラーユニバーサルデザインガイドライン」
https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/954753/CDU01_CUD20.pdf

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